制作スタッフの想い
大先輩から受けたバトンを、みんなで繋いだ末にたどり着いた履き心地。
新たな事を始めなければ生き残れない、社長が英断を下した新商品プロジェクトに選ばれ、苦闘の日々が始まった。
誰もやって無い事をゼロから作り上げるのはやはり大変であったが、社長をはじめプロジェクトメンバーや靴素材商社の担当者、靴作りの師・ニヒルの古賀氏からアドバイスを受け、どうにか納得の行くものが出来あがった。
入社したばかりの頃に父親と同い年の大先輩から受け継いだ技術と知識、新たな人と出会い創意工夫の末生まれた技術、そして関係する人々の想いが重なり、このルームシューズは産声を上げました。
我が子の様なルームシューズを、皆様にも末永く愛でて頂きたいと願い、お届け致します。
スタッフ 田中 竜弥
大好きな小物づくりが、誇りを持てる仕事に。
私が縫製の仕事に就いたのは、ミシンで小物を作るのが好きで趣味が仕事になるとどんなに素敵だろうという考えからでした。
しかし、仕事を始めると趣味とは違い、縫代1.5㎜など細かな決まりがあり大変でした。
指導してくださっている先輩は「目が見えん」と言いつつ、長年の感覚でバッチリ縫い合わせをする、とても尊敬できる存在です。
新たに始まったプロジェクトのルームシューズ作りに参加させていただき、先輩方に教えていただいた技術があることに誇りを持って仕事をする毎日です。
でも…休み時間には他愛もない話で盛り上がっています。
スタッフ 古川 美由樹
長い歴史と新たなチャレンジから生まれた、美しいフォルム。
物を作る仕事がしたいと思い、この会社に転職してきたのは14年も前の事です。
「いろんな事にチャレンジしてもらいたい。」と社長に言われ、時には失敗して落ち込んだりしながら苦手な作業も大好きになりました。
今回思いがけず、自社製品を作るというチャンスをいただき、プロジェクトに参加させていただきました。
何も無いところから物を作り上げるわくわく感と、チャレンジし悩みつつ歴史ある会社の技術と皆のアイデアが1つになって他にはないルームシューズができました。
美しいカーブのフォルムと1足踏み込んだ時の柔らかい履き心地を味わっていただきたいです。
スタッフ 重松 光子